
ステンドグラスがきらめく源泉かけ流しの浴場
【仲居】1600組の常連が訪れる、人とのご縁を大切にする1日限定10組の宿
・誰とでも仲良くなれてしまう女将から仲居の仕事を体得します。
現在の女将は勤続25年の8代目。いつもニコニコしている女将は「笑顔」をモットーにしています。美味しいものを食べることが好きで、気になったものは、どんなに忙しくても隙間を見つけては食べに行くフットワークの軽さの持ち主。
「人との距離感を縮めるのが早い」と評される女将は、電車の中で隣に座った見知らぬ男性とその場で仲良くなり、その男性から教わったお店へ足を運んだというエピソードを持っています。そんな女将の側で働くと、人と仲良くなる術と美味しいお店をたくさん知れるかもしれません。
・住吉屋には経営面を支えている若女将がいます。
幼少期から旅館が日常を過ごす場所であった若女将。旅館・観光系の学校ではなく、大学は自身が一番やりたい道を進みます。大学時代のアルバイトで接客の楽しさを体感したことやずっと女将の頑張る姿を見てきたことで、一度他の業界・業種を経験したうえで将来的に旅館へ戻ろうと都内不動産業でマーケターを経て、現在は住吉屋の経理を担っています。
目の前のことだけでなく、先を見据えて物事を考え、実行する若女将は、改めて企業理念がなぜあるのか?という根本から考え抜き、ここから先の住吉屋をつくっていこうとしています。
これだけ見ると少し厳しそうな印象を持つかもしれませんが、しっかり受け継いだ女将の血筋と末っ子気質も相まって、誰からも好かれる愛されキャラ。とても柔和な雰囲気の持ち主です。
・リピーターが6〜7割と多く、かつ30〜40年と長く通い続けてくれる人も少なくありません。生まれたばかりの赤ちゃんが大きくなって結婚し、さらにその家族と一緒に親・子・孫の3世代皆で住吉屋へ来てくれるという人の歩みに立ち会える面白さが、住吉屋にはあります。
・スタッフがお客様を担当するのが1〜2組のため、顧客それぞれに合った対応を考えられます。
・ハイシーズンには、6万円程度の宿泊代を頂戴している高価格帯の旅館です。お客様に失礼のないように、扉の開け閉めや配膳の仕方、言葉遣いはもちろん気を遣います。
お客様の会話や行動から何を欲しているか考えを巡らせて適宜接しますが、必要なものは揃えて客室に入る回数を最小限に抑えることで、お客様たちだけの時間を邪魔しないことにも気をつけています。丁寧さと相手を尊重する気持ちはそのままに、お話しする際は飾らず冗談を交えたり、気楽にやりとりもしています。
この「お客様の自由時間の多さ」や「会話から感じる親しみやすさ」のおかげで、緊張することなくリラックスして過ごせるという声をいただいてます。
・歴史ある住吉屋には多くの文化人が訪れ、その中でいくつかご縁ができました。
代表作「のらくろ」を描いた漫画家である田河水泡の漫画や寄せ書き、主に山岳風景を題材にした木版画家の畔地梅太郎の作品、仏教の影響を受け釈迦や観音像の作品を多く残した棟方志功の版画を館内および図書コーナーに展示しています。旅館でもあり、ちょっとした美術館でもあります。
・部屋の数に限りはありますが、勤務地まで徒歩1分の寮があります。